ラガマフィンの福ちゃんが1歳になったばかりの頃の話です。
軟便・下痢便が始まり、いつもは食事を減らすと治るのに、今回は全く治らず・・・・
心配になり、下痢便を持って動物病院へ連れて行くと、便に トリコモナス がいるとのこと・・・
トリコモナス症は発症すると様々な辛い症状を猫に引き起こす病気ですが、これらの症状が出るのは、ほとんどが免疫力の弱い生後6ヶ月から1歳未満の子猫だけだそうで、1歳以上の大人猫になると免疫力が強くなり、自分の免疫力でトリコモナスを抑え込むことができるため、症状の出ない無症状状態になることがほとんどだそうです。
福ちゃんは、12月で、やっと1歳になったばかり。。。。。。
当時、我が家は猫が8匹いて多頭飼いなので、おそらく、みんな腸内にトリコモナスがいると思うんです。でも、体調を崩したのは1歳未満の福ちゃんだけで、他の子たちは、とても良いウンチをしています。
獣医師は「軟便が治るまで、福ちゃんを隔離してくださいね」と言いますが、我が家は猫専用個室というものは無いし、8ニャンズもいると実際、無理です。
(T▽T;)
それに、福ちゃんは軟便・下痢便とはいえ、なぜか元気一杯、食欲旺盛で、ちっともグッタリしてないので、ケージに入れておくと「出してー、出してよー!!!」と1日中、鳴きまくって・・・。
このままケージに入れておくと、かえってストレスをためこむのでよくありません。とりあえず、いつも通り、部屋の中を自由にさせながら、駆虫薬と整腸薬を飲ませつつ、様子を見ることになりました。
駆虫薬ですが、下記の種類があります。
- メトロダニゾール
- フェンベンダゾール
- ロニダゾール
- チニダゾール
投薬治療ではこれらの駆虫薬を投与して猫の体内に潜むトリコモナスを駆除していきますが、どの薬も確実に駆除できるという薬ではなく、使用する量や期間によっては神経症状などの強い副作用を引き起こすことがあります。
副作用の割に100%駆除できるわけではないため、主に治療は投薬治療&対症療法が行われることが多いようです。
対症療法とは、腸内細菌のバランスが崩れているようなら、プロバイオティクスという腸内の善玉菌を使用してバランスを調整したり、下痢による脱水症状がひどい場合は点滴による輸液をします。
福ちゃんは脱水症状をおこすほど、ひどくないので(よく食べる・飲む)、駆虫薬と一緒に整腸薬を飲んでるだけです。
駆虫薬を飲んでも他の猫たちとトイレが一緒だったら意味無いと思いますけどね・・・。
福ちゃんは毛が長いので、下痢便がお尻の毛についたり、手足についたりして、ふいたり洗ったり、大変でした。(T_T)
結局、大事にもならず、無事、回復しました。良かったです。(^_^)